四月二十三日
色々な意味でオーバーワークだったらしい。
階段をまともに降りられないほど太ももが痛い。筋肉痛だ。腕も同じく。久々の稽古にしては少し重すぎたようだ。大事なのは継続すること。次からは少し軽い内容にする。
考えることも多すぎた。勉強、剣道、創作活動。三足のわらじを履くことは少なくとも今は出来ない。予備校生活に慣れるまでは勉強優先で行く。創作活動は少しお休みだ。大物になるためにはこうすることも必要だろう。
最優先目標は、何よりも神大海事に合格すること。これが叶わなければ大物も何もあったものではない。
焦ってタスクを詰め込みすぎるのも多分人として自然な情動だ。だが、今の器では三羽の兎を一羽として扱うことは出来ないだろう。
失敗した過去の自分を責めることもしない。オーバーワークをやらかしたのも自然な流れだった。一度失敗してみなければ、何が無茶で何が可能なのかは悟れない。
模試が近い。目標は全志望大学B判定以上。復習をしっかりしなくてはならない。最初だから転けていいという道理はない。そもそも最初ですらない。二年目だ。
四月二十一日
久々の書き込み。今日やった鍛錬のメニューを書いておく。
- 上下素振り30
- 正面素振り50
- 左二刀素振り10×3
- 右二刀素振り30
- 跳躍素振り50
- 左二刀跳躍素振り30
- 右二刀跳躍素振り30
- 左二刀素振り30
- 股割り素振り30
- 左二刀股割り素振り30
- 右二刀股割り素振り30
計340本。
《追記》
素振りしながら考えていたこと。
- 握力と手首が弱い。左手で振り切った後へにゃりと曲がってしまうし、真っ直ぐ振り上げ・振り下ろしができない。
- 体幹から動くということが出来ていない。分かっていても、どうしても手が先行してしまう。多分癖になっている。
- 「空から糸で吊り下げられているような」姿勢が多分出来ていない。普段から意識する必要がある。
四月八日
勘違いされやすいが、別に政治家になりたいわけではない。国民に夢と希望を与えて明るい未来へ導きたいとはそういう意味ではないのだ。
ただ俺は生き方の範を垂れたいのだ。俺のように生きてみたら幸せになれるかもしれないよという手本の一つ、つまり夢と希望を残したい。
だから俺には今二つの夢がある。一つは理想の自分になりたいという夢。そしてもう一つは皆に知られ親しまれたいという新たな夢。船乗りになるという夢を叶え、理想の自分を実現し、幸せになる。そしてそれを皆に知らしめ、俺みたいな生き方もあるんだよという手本の一つを示したい。
……少し曖昧だけれど、とにかく「大物になる」ということと俺が将来就きたい職業とはそこまで関係がないのだ。
四月二日
大須観音へ和服を見に行くついでに栄で洋服を買った。
というわけで本日参拝したのは家の近所の天満宮と寺と大須観音と万松寺。
家の近所の寺は山門を潜った途端にクマバチが俺の周りを飛び回って脅してきおったので、仏に拒まれたような気がした。
万松寺に祀られていたのは不動明王と吁枳尼真天。ここでもお稲荷様である。俺お狐様大好き。
和服を見に行ったのは他でもない、和服が着たかったから。日本人はもっと和服を着るべきだと思う。だって自分たちの民族衣装だもの。今日は何一つ買ってないが、浴衣ならば3000円のものもあって意外と安く手に入るらしいことが分かった。もっとも俺が着たいのは羽織と袴なのだが。
その内羽織と袴でメイド喫茶に凸りフォロワーとエンカをキメる暴挙に走りたいと思う。